「生きて働く知識」を獲得していくことができる子どもたちへ!

公開日: 2018年1月29日月曜日

 右の作品をえがいた男の子が,作品紹介シートに「青い空と雷で,兵十の悲しい気持ちを表しました。そして,ごんの周りの赤い色で,ごんのうれしい気持ちを表しました。」と書いていました。この男の子は,背景色や雷の状況で人物の心情を表現することができることを知識として得たのは,国語の「ごんぎつね」での授業なのです。
 物語「ごんぎつね」の最後の一文に「青いけむりが,まだ,つつ口から細く出ていました。」という文章がきっかけです。初読後の感想で,一人の子どもが「どうして,最後にこの文章があるのかが分からない。必要ない文章だと思う。」と考えを述べました。そこで,単元の後半で,この一文が表現していることはどういうことなのか,意味があるのか,ということをみんなで考えていきました。その際,女の子が次のように発言しました。「青い色は悲しいイメージがありますよね。3年生の図工で色について考えたことがありますよね。色にはイメージがあって,青は悲しい感じがするんです。だから,これは,兵十の悲しい気持ちを表しているのだと思います。」 それを聞いた多くの子どもたちは納得していました。
 子どもたちが,各教科で学んだ知識を関連付けていくことで,バラバラの知識ではなく,構造的にしていくことで概念的知識として獲得していくのだと思います。
 
 いよいよ締め切り間近!   熊大附属小の研究発表会  申し込みはHPからもできます。
 
  図画工作科の今回の題材は,「楽しもう!つないでできた形」(造形遊び)です。思い付くままに材料をつないでいき,できた形の面白さや美しさがどこから感じるものなのか,それを,これまでの経験と関連付けて説明していくことで,形に関する概念的知識を獲得していく子どもの姿を公開します。                                         図画工作科  毎床栄一郎                                       
                                                        
                                                              
  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿