版で表そう!<版画> (2・3・4年生) 導入

公開日: 2021年2月9日火曜日

 ~ステンシル版画(2年生)~

・ステンシル版画? 実は,私も初挑戦の題材です。どのようにするのかなと題材選びの時にふとカタログを見ると,QRコードが付いていました。それを読み取って,動画を見ると「なるほど。」とおおよその手順が分かりました。便利ですね。使わない手はないです。どのようになるか,どのようなことをするのかという見通しがもてました。大人がそうなら,子どももそうだと思い,子どもたちにも同じ動画を見せました。子どもたちからは「おー,すごい」「きれい」と感嘆の声。なかなかすぐに準備ができないときや自分が上手く出来なくても大丈夫です!しかし,見せただけでは考えません。動画を見せたと,「自分はどのような作品にしたいのか」という作品イメージを持たせました。ここが「自分なり」に考えるところですね。

ワークシートに,全体の作品イメージと,どんな
シール(形)をつくるとよいかを考えさせておきました。

~紙版画(3年生)~
 3年生は紙版画です。ここでもまた,カタログの動画がありましたので,版の作り方から刷り方までの過程を見せました。子どもたちは「すごい!プロ!」などとつぶやきながら視聴しました。まあ,一度見ただけで分かることではありませんが,活動の見通しを持つことにつながります。本実践では,テーマを提示しました。「◯◯している自分」です。「◯◯している」は自分で考えます。しかし,条件というか考える視点として,動きがあるということも伝えました。動きがあるということは,どういうことかは,下のように伝えました。
いくつかの参考となる作品を提示し,鑑賞しました。
   
前田康裕先生の著書「前田式絵画指導の基礎基本」にある
モデル人形を印刷し,子どもたちに動かせながら自分が
表現したい◯◯している自分に近づかせていきました。
~木版画(4年生)~
 4年生は木版画です。まずは,彫刻刀であることです。安全にしかも使い方に慣れた上で,作品製作に入りたいと考えました。そこで,版木を4分の1にしたものを準備し,試し彫りと試し刷りをしました。失敗してもよいし,それぞれの刀の違いを感じさせながら行いました。そして,作品製作へ。ここでもテーマを決めました。テーマは「躍動感ある生き物を版で表そう」です。先程述べた,試し彫りの合間に,図書館から図鑑を借りてきて,置いておきました。試しが終わった子どもたちから,モチーフとなる生き物を選ばせておきました。
そして,下絵はトレースしていきますが,単にトレースするだけでなく,3つのことを考えさせました。
下絵を考えるときのポイントとして,
「アップとルーズ」
「構図として,版木にどのようにトレースするか」
「彫る部分と彫らない部分を明確にする(黒と白のバランス)」
  
版木にトレースしていきます。






 
 

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