青・赤・黄 色の三原色~豊かに関わりながら

公開日: 2020年12月12日土曜日

  今年度は,「生活や社会の中の形や色などと豊かに関わる」子どもたちを育てていくことをテーマにし,日頃の授業を考えています。昨年度,1年生の子どもたちと色水の実践をしました。その際,青・赤・黄色の色水のみを準備し,それらを混ぜ合わせることで,様々な色をつくりださせていきました。子どもたちは,自分の感性や想像力を働かせながら色に豊かに関わっていきました。    



 さて,今年度は2年生となった子どもたちです。今回,紙粘土を使った題材「つくって,使おう くっつきマスコット」を実践しました。そこで,紙粘土を白・青・赤・黄の4色を使いました。題材の導入では,青・赤・黄から色水での学びを振り返らせました。ある子どもが「例えば,青と赤を混ぜたときに紫になった。赤が多いと赤い紫ができた。」と発言しました。「これらを混ぜると色がつくれたよね。」と確認し,「紙粘土でもできると思う?」と尋ねました。子どもたちは「紙粘土でもできそう,やったことがある。」と経験を基に発言する子どももいれば,「いや,できなさそう。色水は水だから。」と発言する子も。そこで,私が実際に青と赤の紙粘土を混ぜて見せました。色は紫に近い色に変わっていきました。子どもたちは「おー。」となり,「色水の経験を生かして,紙粘土でも色をつくっていくこと」を確認して,活動に入りました。 




 低学年において,このように体験を通して色などに関わることで,中学年からの水彩絵の具における色にも生きてくるのだと考えます。自分もそうでしたが,これまでは水彩の具を使った学習になった途端に「色の三原則」を取り上げて,知識として身に付けさせようとしていました。しかし,それでは生きて働かないことも感じていました。低学年というか幼稚園などのあたりから,体験的に色づくりなどをしていることで,実感的な理解を伴っていくのではないかと思います。ですから,カリキュラムマネジメントになるのでしょうか,そのようなことをつなげていくことが教師が考えることの1つだと思います。

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