体育祭を絵に表す①②

公開日： 2019年10月7日月曜日

　９月２９日（日）に本校で体育祭が行われました。「体育祭」，つまり運動会です。しかし，本校では，こだわりがあり，これまでの熊大附属小ならではの伝統を引き継いでいますので，体育祭と言います。練習もとことことんやります！勝負にこだわります！だからこそ，子どもも職員も本気で取り組みます。

　そのような体育祭を題材にして，絵に表そうと考えました。

　まずは，体育祭に対する思いを大事にするために，体育祭のことを振り返りながら，どのようなことが心に残っているかを考えました。自分が絵に表したい場面に対する思いです。子どもたちが発表したことを板書しながら，「〇〇さんは，こんな思いがあるんだね。」「みんなはどう？」と表出させながら，その思いを言葉にしていきました。

　簡単にラフスケッチをした後，画用紙へ。今回は，画用紙の大きさなどを自分で選べるようにしました。また，描画材もクレヨン，クレパス，ペン，貼り絵とこれまでの経験を生かしていくことも確認し，描きながら工夫を思い付いたらやってもよいことにしました。

　子どもたちは，集中して絵に表していました。すると，１人の子が画用紙を切り始めました。私は，「？」と思うと同時に「何をしてるの？」と尋ねました。すると，その子は，「テントを立たせたい。立体にしたい。」と答えました。これまでの私でしたら，「いやいや，絵だから。」と止めていたかもしれません。でも，それが，その子が表したい方法で，それが，表したい思いなのです。ですから，「ふ～ん，そうなんだ。テントを立てたいんだね。面白いアイデアだね。」と言って机間指導をしていくと，それを見ていた子が「ボクも，立てよう。」と真似しだしました。すると，何人かの子どもたちもやり始めした。子どもが考えることって，面白いですね。