洗濯ばさみを使った造形遊びをする活動 題材名「はさんで ならべて つなげよう!」①

公開日: 2018年12月13日木曜日


 本年度の研究授業は,造形遊びをする活動の実践です。平成29年度告示の学習指導要領解説の図画工作科編では,表現領域の改善がなされました。「思考・判断・表現力等」と「技能」の面から整理して示され,その上で,「造形遊びをする活動」「絵や立体,工作に表す活動」の指導事項の違いが明確に示されました。目標では,「造形遊びをする活動を通して,~」というように示されています。つまり,「造形
遊びをする活動」「絵や立体,工作に表す活動」の
それぞれの学習活動を通して育成していく資質・能力があるということだと考えます。
 では,造形遊びをする活動で育まれる資質・能力とは何でしょう。その1つは「野生の思考」と言われる思考力だと考えます。これまでのブログにも書きましたが,この「野生の思考」は,造形遊びをする活動ならではの思考の様式です。
 上智大学の奈須正裕先生は,「要素技術の思いもかけない新領域への適用や,限られたリソースを駆使して高い付加価値を有する商品開発する場合など,知識基盤社会での新たな知や価値の創造において,『野生の思考』が豊かに発揮され,目覚ましい成果を挙げているのは疑いの余地がない。」と述べられています。
 このような学ぶ価値がある「造形遊びをする活動」ですが,教育現場では,なかなか実践されていない現実もあります。そのような点からも造形遊びをする活動に取り組む意義があると考えます。


参考文献:<国研ライブラリー資質能力理論編> 国立教育政策研究所編(東洋館出版)

 

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿