対話~豊かな「対話」(研究発表会までの取り組み)

公開日: 2020年1月18日土曜日

 新学習指導要領では,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進が掲げられています。本校は文科省委託として「教科等の本質的な学びを踏まえた主体的・対話的で深い学びの視点からの学習・指導方法の改善の推進」の研究校として2年目となります。
 熊大附属小では,それ以前から豊かな「対話」で広がる創造的な学びを研究テーマとして,対話を大事にした授業の研究に取り組んでいました。私たちの先輩方が,対話を授業の中心に据えた授業の研究をされて,成果をあげられてきました。
 私が本校に赴任したときから,「聴く」「語る」の関係づくり,「対話は生まれる」といった言葉が研究授業後の研究会で大切にされてきました。
 本校は,教科を研究していますが,基本的には学級担任です。例えば,私は図工科ですが,今年度は1年1組を担任しています。その中で豊かな「対話」を実現していきます。それは,週に2時間程度しかない図工だけでできるものではありません。1年間かけて,他教科においても対話を大事にした授業づくりをし,学級風土をつくってきました。
         
朝に「ペアで話そう」という時間を設定し,テーマは自由で話したいことを隣の友達に話します。
「いつ」「どこで」「だれと」「どうした」といった言語事項,表情やジェスチャーでも伝わるこ
となどを少しずつ指導しながら,自分の話を相手に伝えることを経験させていきます。

どの教科でも,対話を通して解決したり,新しい発見に気付かせたりしていきます。

全体で友達が発表するときは,相手の方を見ることや考えながら聴くことなどを伝えています。
教師は,聴いている子どもたちの聴き方を見取り,価値付けていきます。



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