「みてみておはなし」 1年生の実践

公開日: 2016年2月8日月曜日

1年 「みてみて おはなし」
   この題材,多くの教科書においては,「物語の好きなところを選び,想像を広げて絵に表す」という学習展開のようです。

 今回の授業では,お話作りからスタートしました。自分とオニが登場するストーリーで,一つの場面(ハラハラドキドキする場面)について,子どもたちが自分なりに考え,言葉にしていきます。そうすることで,絵に表したい場面のイメージを明確にもたせることができます。     
   そして,アイデアスケッチを描かせます。アイデアスケッチを見ると,子どもたちの多くが,自分とオニを基底線に横並びの位置に描いていることが見とれます。          
  
その後,自分とオニの紙版を製作します。子どもたちは,オニの怖さを表現するために目の形や位置,牙や角の形などに気を付けながら製作していきます。また,動きについては,言葉からのイメージをもとに表現していきます。完成した自分とオニの紙版を,アイデアスケッチと同じような位置に置き,デジカメで記録していきます。そして,子どもたちに「ハラハラドキドキする場面」になっているかと尋ねると,多くの子どもたちが「なっている」と満足していました。女の子の一人だけが,置いてみたけどハラハラドキドキしないと感じていました。(前時となりますが)鑑賞の場を設定しました。描かれている対象物が2つで,横並びの作品と位置が工夫してある作品です。まずは,自由に鑑賞します。子どもたちはそれぞれの作品の造形要素の特徴に気付いていきます。その中で男の子が,「この作品は,○○している場面だとすぐに伝わってくるよさがある。」と発言します。それは,どうしてなのか? 作品のどこからそう思うのか?を,みんなで話し合いながら明らかにしていきます。すると,女の子が「この作品は,描いてある場所,位置が工夫してあるからだと思う。」と発言し,みんなが「あ~なるほど」となり,授業を終えました。子どもたちは,表情や動き,そして対象物の場所・位置が,表したい場面を伝えるためには大事なものだとまとめていました。
 この授業の続きを2月12日(金)の研究発表会で行います。対象物の位置に気付いた子どもたちに,比較鑑賞で,その表現効果を感じ取らせ,試しの場で,紙版を操作しながら試行錯誤して,自分の作品に合った対象物の位置を見つけ出させます。当日の申し込みも可能です。ご参加ください。
    
  
 
  
       
 





  
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