子どもの授業外

公開日: 2016年7月10日日曜日

 コスタリカにいた時、JSL児童生徒と呼ばれる子どもの指導をしました。JSLとはJapanese as a Second Languageの略で、日本語を第二言語とする子どものことです。詳しくは「小学校における異なる言語を母語とする子どもたちのための授業づくり」(日本教科教育学会)にまとめていますので省きますが、この時に「子どもの授業外を知らなければ授業ができない」ことを痛感しました。
 JSL児童生徒の中には日本語の語彙が乏しく、教科書を読めない子どももいます。彼らが授業中に話す言葉は片言の日本語かスペイン語です。結果として私には彼らの思考の流れが把握できませんでした。語彙が乏しいだけなのか、思考そのものがそこまで至っていないのかが分からないのです。そこで彼らの授業外に着目し、彼らの何気ない会話をもとに思考の流れを把握し、授業づくりをしました。
 
 そこでの気付きをもとに、今年度は授業外の子どもの表現に着目しています。着目と言っても、放課後の子どもを追うわけにもいかないので、授業の空き時間や休み時間に子どもにお絵かきをさせ、自由に掲示してよい場所を作りました。これは自由なものですので、何枚も描く子どももいれば、読書をして描かない子どももいます。私はそれでよいと思っています。
 子どもの作品は多岐にわたっています。ヒーローものから、お人形、迷路、漢字など様々です。どれもが楽しそうな作品です。
 こうやってみれば1年生にとって図工科の課題とは何なのかと改めて思います。一人一人にその時々で課題はありますが、一斉授業でみんなが共有すべき課題があるのでしょうか。この課題を乗り越えなければ次に進めないような課題です。暫く課題探しの日々になりそうです。《本山》




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