アンケートより③

公開日: 2016年6月22日水曜日

続きです。

「ウ:色相対比で赤色の反対を青色と答えている子どもがいる。」
 先の課題と関連しますが、私としては色相対比の理解が曖昧なのではないかと思っています。「赤色の反対は青色」は間違いではありません。赤色と青色を配色すれば確かに目立つからです。ただし、色相環を意識すれば他の選択肢もあります。大切なのは多様な選択肢の中から選べているのかという点だと考えます。

「エ:比較的に二つの特性(情緒性と識別性)を兼ねそろえたバランスのよい回答をしている子どもも、そうでない子どもも、図工の学習に関するアンケート結果に差がない。」
 今回のアンケートの裏面にいくつかの質問を載せました。「特定の課題に関する調査(図画工作・美術)」から引用したものです。この質問に次の内容があります。

◎図工・美術の授業で作品を鑑賞するとき、作者が表したいことを、どのように工夫して表現しているかを意識していますか。

 この質問に対して「□そう思う □どちらかといえばそう思う □どちらかといえばそう思わない □そう思わない」の4段階で調査をすると、比較的に二つの特性(情緒性と識別性)を兼ねそろえたバランスのよい回答をしている子どもも、そうでない子どもも、アンケート結果に差がないのです。
 もちろん、この結果だけで子どもの実態を把握したとは言えません。アンケートはプロトタイプですので、今後検証に耐えうるような内容に改善したいと思っています。
 ただ、私としては自分の経験も含めて「指導者の関心が結果(作品)に偏っているのではないか」と考えました。言い方を変えれば「どのように工夫して表現しているか」という過程を軽視しているのではないかということです。
 図画工作科の教科書(「日本文教出版」「開隆堂」)を参照すると、どちらにも右のような重点事項が載っています。両社ともに「工夫する(力)」がありますが、この「工夫する(力)」をどのように育て評価するのかが今後の課題になると考えます。《本山》

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