アンケートより①

公開日: 2016年6月16日木曜日

 子どもたちは前回紹介した色の二つの特性(情緒性と識別性)を意識しながら色選択をしていました。言い換えれば全ての子どもが「好きな色」などではなく「メッセージカラー」を選んでいると言えます。
 ただ強いて言えば、多くの子どもの回答は2つ(「情緒性を重視した回答」、「識別性を重視した回答」)に分けられ、それぞれに課題がありました。

「情緒性を重視した回答」には次のような回答例があります。
回答例:「選択した色:水色 理由:水色は明るく清潔な感じがするから。」
この子は、歯磨きの清潔なイメージを水色のイメージと重ねて色選択しています。まさに色の情緒性(人間の心に働きかけ、様々な「感情」を抱かせる性質)を重視していると言えます。

「識別性を重視した回答」には次のような回答例があります。
回答例:「選択した色:暗い黒かグレー 理由:明るい色じゃなくてあえて暗い色などの色を塗って、さらに虹色の歯や文字が引き立ちさらに注目されると思ったから。」
この子は主に色の明度対比を意識して色選択をしています。色の識別性(色の違いによって物どうしを「区別」させる性質)を重視していると言えます。

 以下に私が考えた課題を書きます。

ア:情緒性を重視した回答をしている子どもの中には表現に躓いている子どもがいる。
イ:識別性を重視した回答をしている子どもの多くは明度対比を使っているが、色相対比の記述は少なく、彩度対比の記述はない。
ウ:色相対比で赤色の反対を青色と答えている子どもがいる。
エ:比較的に二つの特性(情緒性と識別性)を兼ねそろえたバランスのよい回答をしている子どもも、そうでない子どもも、図工の学習に関するアンケート結果に差がない。

 詳細は次回に書きます。《本山》
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