メッセージカラー(伝える色)

公開日: 2016年6月12日日曜日

   以前のブログ「「造形的な要素」そして「色(色彩)」」(5月25日公開)において「素朴な色選択」について書きました。子どもたちが色を選択する際に、主に二つの選択肢(「見えた色」と「好きな色」)から色を選んでいる状態を私がそう呼んでいるという話です。
 よって素朴な色選択の子どもにカラーポートフォリオを作らせたとしても、特別な指導をしなければ「見えた色」と「好きな色」で埋め尽くされるのではないかと思っています。カラーポートフォリオを一つの本に例えるとすれば、素朴な色選択の子どものカラーポートフォリオには「見えた色」と「好きな色」の項目しかないということになります。
 もちろん、このような色選択は発達段階にもよりますが、高学年の子どものカラーポートフォリオが低学年と同じように「見えた色」と「好きな色」だけであれば、高学年での「伝え合いたいこと」を絵に表す活動や中学校でのデザインなど主題がより効果的に伝わることに重きを置いた学習が難しくなります。デザインでは「見えた色」「好きな色」以外の色も必要となるのです。
 その色が「伝える色」です。私は素朴な色選択に含まれていない色であり、質の異なる色として「メッセージカラー」と呼んでいます。
 色には二つの特性があります。情緒性と識別性です。情緒性とは「人間の心に働きかけ、様々な「感情」を抱かせる性質」のことであり、識別性とは「色の違いによって物どうしを「区別」させる性質」のことです。例えば、色の情緒性を活かしたものといえばカーテンの色などがあります。季節ごとにカーテンを衣替えするお店などは情緒性を大切にしているのです。そして、識別性を活かしたものは道路標識が代表的です。
 「メッセージカラー(伝える色)」とは、この情緒性と識別性のバランスを兼ねそろえた色のことであり、この色を選択することで主題が効果的に伝わるのです。
 それでは子どもたちは実際にどのような色選択をしているのでしょうか。
 昨年度、当時の6年生(平成27年度38名)に左のアンケートを取りました。
 このアンケートはプロトタイプですので、改善の余地が多々あるのですが、私なりに子どもの回答を分類してみました。
 分類結果は次回に載せます。《本山》
参考『カラーコーディネータ2級』

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