「人として生きる」ために

公開日: 2016年5月21日土曜日


未だに余震があり落ち着けない日々が続いております。

ただ、少しずつライフラインも整いだし、以前の生活を取り戻そうとされている方々が増えてきているようです。
 
私も本震後、数日間は車中泊を繰り返しました。自分の研究を進められる状況ではなく、「生きる」ためだけの日々でした。

4月15日の熊本日日新聞には「震度7」の見出しがあり、その後「死者・負傷」「余震過去最多」「損壊」「被災者」などの文字が並んでいます。

ただ隅々まで見ていきますと4月20日には『くまモン「頑張れ絵」応援』の記事があります。漫画家の方々が「くまモン」のイラストをインターネットに公開し、支援運動を呼び掛けて下さっているのです。

また21日には『子どものストレス軽減を』という見出しで、絵本の貸し出しが紹介されています。

さらに図工・美術に関係する記事を探し出すと、22日の夕刊には『お絵描き・絵本で心のケア』、23日『美術で心に安らぎを』、『子どもたちが絵を描いた避難所用の段ボール間仕切り』、25日『日比野さんと段ボールに絵』、26日『島田美術館再開へ準備「心の安らぎに」』などの小見出しが見つかります。

こうしてみると、人は「生きる」ためにライフラインを必要としますが、「人として生きる」ためには図工・美術を必要とするのではないかと思えてきます。

小学5年の女の子は「間仕切りに春らしい明るい絵を描きたい」(『子どもたちが絵を描いた避難所用の段ボール間仕切り』より)と笑顔を見せています。また高校2年と小学6年の女の子も「久々に楽しくて、なんだか学校に行きたくなった」(『日比野さんと段ボールに絵』より)そうです。

学習指導要領改訂の度に授業時数削減の話題が出る図工・美術科ですが、これからも「人として生きる」ために必要な教科として、その重要性をさらに訴えていきたいと思います。

本山
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